メンテナンスしましょう

出先まで自転車で20分。
その途中、まだ3分の1くらいのところで


チェーンがはずれた・・・。


そこで「きゃあ、どうしましょ!」なんてアタフタしてれば
少しは可愛げがあるってものだけど、


「はずれちゃったものはしょうがない」


とすんなり整理して、
約束の時間には間に合わないので「遅れます」と連絡をして。



“何が起きても動じない”というのは
私にとってはちょっとコンプレックスだったりします。


何だかやっぱり可愛げがない気がして(結局そこなのよね、ははは)。


でも、動じない私じゃないと
“ハッピーメロディーぴんく”は務まらない(笑)。



さーて、どういう方法が一番早く進めるかしら・・・、
チェーンの外れた自転車を押し歩きながら、しばし考える。


自転車に乗る時の助走のような感じで
足で漕いでいったら早いかしら・・・と思って、
ピョンコピョンコと助走しながら自転車を滑らせていたのだけど、
リュージュって競技を思い出してね。
あれは手で一生懸命、助走のときに漕ぐでしょ?
あの光景と自分が重なって、
可笑しいったらありゃしない。


リュージュは、助走があって、いざ高速の世界へ!
・・・となるけれど、
私は、あくまで“なんちゃって助走”だからなぁ(とほほ)。
高速の世界どころか、
自転車を持っているのに
乗りもしないで押しながら走ったりなんかしてる。



私のゴールは
出先のそばにある自転車屋さん。
あそこまで行けば直してもらえる!


・・・ピョンコピョンコ・・・


道すがら、今回のことを重く受け止める私がいた。


・・・ピョンコピョンコ・・・


今回は遅れても許されるような状況にあったから幸いだったけど、
これが公演だったりしたらアウトだよなぁ。


・・・ピョンコピョンコ・・・


明らかに今回のハプニングは自分の整備不足で、
未然に防げたよなぁ。


・・・ピョンコピョンコ・・・


これからのスケジュールにおける不安要因が頭によぎる。


・・・ピョンコピョンコ・・・


おお・・・、準備不足は実力不足だぞよ。



・・・とかなんとかピョンコピョンコしながら考えつつ、
そのうちゴールの自転車屋が見えてきて、
自転車屋のおじさんに自転車を直してもらいました。


あーよかった。