こんさーとのこと その4

このまま、コンサート本編に入る前にレポートが途切れるんじゃないかと
私もハラハラしましたが(苦笑)、
気を取り直して進みます。


とは言っても、
曲目については詳しくは触れません。
(色々とややこしいことがあるので)



受付の装飾をお友達の風船芸人さん(バルーンおやじの南さん)がしてくださったの!
・・・いや、これは半強制的に私がお願いしたものなんだけど、ははは。
作ってくださるものは指定しなかったの。
だって、どんなものを私のために作ってくださるか
そこがとっても重要だったから!!

会場のカナリアホールにちなんで
可愛いカナリアが作られていました★



1部は
ピアノの金益さんのソロから。
これもまた
「私に合いそうな曲をお願いします」とお任せしちゃったのであります。
・・・こういうのが楽しいんだよなぁ、私。
私の主観ではなく、他の人から見た私を知りたいじゃない???


私自身も
歌を聴いてくださる方には
私の想いを押しつけるというよりも
私の歌を聴いて、お一人お一人が何かを想うことができる、
そんな遊びの部分を残した歌をお届けしたいのです。


そんなわけで
曲も、事細かに心情が書いていない、ある意味説明不足のような、
聴いた方が色々想いを馳せられるような曲が好きです。


・・・余談でした。


金益さんのピアノソロは
金益さんのオリジナル曲からで、
コンサートの始まりにはピッタリの
さりげないけれど、これから何かが始まる期待を感じさせる曲でした。



ピアノソロが終わって、いよいよ私なのです!
会場に入ると前奏が始まります。
まずはシャンソンから・・・。
カンツォーネの会なんだけどね・・・)

ロイヤルブルーの衣裳です。


会場はこんな感じ。
コンサートというよりもライブみたい、かな。
お客さまととても近くて、私は逆に安心しちゃったけど。



1部は
カンツォーネがほとんどで、
日本語とイタリア語を交えながら歌いました。
(原語だけの曲もあったけど)
カンツォーネを知らなくても楽しんでもらいたかったので、
日本語の歌詞は重視しつつも、
イタリア語が分からなくてもその響きを楽しんでもらえたらと
イタリア語も混ぜて。
あとは曲の構成をなるべくリズム重視で持っていけたらと考えていたので、
・・・この辺は音楽療法の勉強が役立っている気もする、うん。



「マイクがいらないんじゃないか」と終演後の感想でいただいたくらい、
朗々と歌い上げてます、ははは。


私にはカンツォーネを歌うときの発声が
本当に体に気持ち良くて(快感です、快感!笑)、
だからカンツォーネを歌っていると言っても間違っていないかも。
私が歌い続けてこられた大きな理由は、まさにこれ。
私って、単純だー(苦笑)。自分に正直なのです。




2部へつづく

コンサートのこと その3

12月というのは
普段の年だとパネルシアターの公演が
1年の中でもとても多い月で、
例年15日くらいは公演が入ります。


それをちょっとセーブさせてもらって・・・、
でも12月に入ってからの2週間は
コンサートのことは何もできないくらい
パネルの公演やら他の仕事も立てこんでいて、
その2週間に入る前までにコンサートの色々な準備を終えたかった、のに
終わらなかったんだよなぁ・・・。


でも、
歌だけはきちんと形にしないと
このコンサート自体が成立しなくなるので、
声を出すことだけはどうにか時間をとってやるようにしました。
これだけはね、回数を重ねないと自信もつかないし。
あとで急いで取り返そうとしても、できないことだから。



12月5日に伴奏の方とのリハーサル。
その日は監修とコンサートマネージャーさんも立ちあってくださって、
リハーサルしながら、マイクを何本か持ち込んでいただいていたので
どのマイクが私の声に合うかを聴いてもらって。


・・・これは最近私も分かってきたことなのだけど、
マイクも、スピーカーも、
音響機材は何でもそこを通せば音が変わっちゃうんだね!
私の本当の声をマイクを通して届けようとしてもとても難しい。
しかも、同じ型のマイクでも1本1本誤差がある。
当たり前のことなんだけど、よく分かってなかった。
マイクの特性を知らないと
自分の声の特徴を十分活かせないことがある・・・けども、
難しいことはよく分からないので、音響さんに任せるしかないから、
信頼できる音響さんにお願いできれば一番よいけど、
そうでなければ、音響さんを信じることです・・・。




あとはパネルシアター制作が思った以上に大変で、
実はコンサート前日まで塗ってました・・・。


コンサートが決まってから、
コンサートのために描き下ろした作品。
構想は3か月前から練っていたのに、
結局、塗り始められたのは12月半ばだという・・・。
パネルの制作は、私たちの場合はいつもこんな感じだけど、
いつもと違うのは、作業分担なしで全て私が作ったこと。


普段の制作では
原画を私が描き、大まかな色は相方みどりが塗り、
絵の細かな仕上げは私がするという流れ。
でも今回は、制作するのがブラックパネルシアターの作品で、
真っ暗の会場でブラックライトで絵を照らしだすというものだから、
ホワイトパネルシアターと違って、演者が見えない分、
絵に力がないと場を持たせられないので
頑張らないといけなかったのねー。
(頑張ったら描けるのかどうかも、描き始めの時点では分からない、
未知数なのであります)


実際にコンサートで使った絵。


※実物はもっとキレイよ!!(と言っておこう)


枚数的にはあまり多くはないのだけど、
一つの絵が4つ切りサイズで(パネルシアターだとなかなか大きい絵)、
ブラックパネルシアターの絵だから
ホワイトパネルの絵よりも3倍は手間がかかると思う。
しかも、
大人が見ても綺麗だと思えるくらいの絵って・・・。
とりあえず1枚を6時間以上かけて塗ったと思います。
ブラックライトで照らしながら塗るので、
昼間も雨戸を閉めて真っ暗な中で、
夜は夜で家族もみんな寝ているのに朝方まで。
塗るのは楽しいけれど、
時間がどんどん過ぎていくことに焦ってたなぁ・・・。
何のコンサートかもよく分からなくなってきちゃったよ、ははは。



こんなに時間をかけても2分半の作品なんだから!!



・・・でも、
みなさんが喜んでくださる作品には
きっとそれだけの時間がかかるのだろうと、私はそう思うので、
なかなか満足のいく作品が出来上がったなと思ってます。



またまたつづく、いよいよ本編か!?

コンサートのこと その2

コンサートの曲の選曲のところからのつづき・・・。


私、選曲ってどんな感じでするのかよく分からなくってね。


私のしているハッピーメロディーのパネルシアターでいくと、
やっぱり同じ演目はリピーターの方には観ていただきたくなくて。
それに、
ワンマンショーならばなおさら、
新しいことに挑戦したくなっちゃうのです。
成功するかどうかよりも、
「こんなのはどうだい?!」って試したくなっちゃう。


ハッピーメロディーならそれは許されるところもあるかもしれないけれど、
そこまでの何かを歌う安田真紀子としては確立していないので、
きちんとした構成が必要なんだろうと・・・。


そうは思ってみたものの、やっぱり私だもんなぁ、
選曲した半分くらいが初めて披露する曲になっちゃった。
(監修の師匠には、今からで大丈夫なの?ともちろん言われたけど)




コンサートの内容を決めていくと同時に、
一緒にコンサートを作ってくださる方々が必要ですよね。
大きくないホールとはいえ、
音響や照明など、自分ではできないことがたくさんあります。
今回は心強いスタッフの方々にお手伝いいただけることになって、
(ひょんなことからそういう流れになったの、出会いとかタイミングって大事・・・)
私が内容の方にできるだけ時間を割けるような環境を作っていただきました。
ありがたいことです・・・。


それから、内容にかかわることでいうと
伴奏の方、とても大事です。
今回は、4年前に私が初めてコンクールに出場して
『河合秀朋賞』をいただいた時の伴奏をしてくださっていた、
金益研二さんにお願いすることに。
私にはもったいない・・・けれども弾いていただきたい!
幸い、快く引き受けてくださったのでとても嬉しかった。


そんなわけで、
私以外がかなり豪華な顔触れのコンサートだったのです。



まず、チラシを作らないといけない!と思って、
でも私の写真がなかったので、写真を撮ってもらうところから。
お友達にお願いして、駆け足で撮っていただいて、
画像をもらってチラシをデザインして。



デザインしたデータを送るとすぐ印刷してくれる会社があるので、
データを送ってから数日でチラシが出来上がってきました。
それを友人・知人にお手紙とともに郵送。



それと同時進行で、
チケットもデザインしたものを印刷してもらいました。



またつづく

コンサートのこと その1

コンサートのことを記録も兼ねて書いていきたいと思います。
コンサートに至るいきさつとか、
その他諸々のことも・・・。脱線しつつ進みます。



ええと、
まずは私が今年の7月に
「太陽カンツォーネコンコルソ(コンクール)」ポピュラーの部で
2等をいただいたことから始まったのね。


4、5年前に今の師匠のところに来てから
「あなた、目標を持ちなさいよ!」と言われ、
出場を目指すことをすすめられたのだった。
私、今までコンクールに出るとか、
そういうことを考えたことが全くなかったので、
確かに目標を持つって大事よね、って素直にそう思ったのです。


そして、
コンクールで歌う歌を1曲きちんと仕上げるという作業は、
私にとっては、たくさんの歌を覚えるよりもずっと大事なことであり、
技術的にも、気持ちの面においても
私を押し上げてくれるように思えました。




今年は春から通信制の大学での勉強を始めて、
パネルシアターのお仕事は変わらず受けていたので、
単純にすることがたくさんになったのだけど、
そんな中でのコンクール、そして受賞で、
「わーい」と言っている間もなく、
8月の1ヶ月間は大学のスクーリングで毎日朝から夕方までお勉強、
それが終わった9月には
8月丸々お休みしていたパネルシアターのお仕事や作業がグワッとやってきて、
それでも9月あたまに師匠から
「あなた、せっかく受賞したのに何もやらないの?!」と言われ、
おお!?確かにそうだ、今年何かやらないと意味ないぞ、
レッスンから帰ったと同時にとりあえず場所を探して押さえて・・・、
今回のコンサートをすることになりました。
(長い前置きだ・・・)



前回、ソロコンサートしたのは7年前で、
その頃は今と違ってもっと時間に余裕があったし、
環境も色々前回と今回とでは違っていたので、
また1から始めるつもりで準備に取り掛かりました。



選曲の段階でかなり悩んでしまって・・・。
というのは、
きっと今回のコンサートに来てくださるお客さまは
私が歌っていることを知らない方が多い、
しかも、
パネルシアターのとぼけたぴんくちゃんの私しか知らない方も多い。
カンツォーネという言葉すら知らない方も多い。



お客さまをビックリ驚かせることはできても、
楽しんでいただける内容にできるのかどうか、
それは本当に悩みました。
カンツォーネばかり選曲してお客さまは楽しいかしら???
やっぱり知っている曲が多い方がいいし・・・。



・・・結局、カンツォーネが3分の2くらいの割合でしたが(苦笑)。
カンツォーネのコンクールの受賞記念コンサートだから
カンツォーネが多くても許してもらえるかな、
また、カンツォーネを知らないお客さまには
この曲がカンツォーネという感覚を持たないで聴いてもらえたらいいな、
なんて思いながら選曲しました。
シャンソンを2曲と日本の曲を3曲、
それから、これは外せないの、パネルシアター!



でも、
お客さまが大人であることを考えると
普段、子どもを対象としているホワイトパネルの方は
ちょっとできないと思っていたので、
ブラックライトで照らしながら進めていく
ブラックパネルシアターと歌とを組み合わせることに。
これが2曲分。


つづく

コンサートでした★★★

お越しくださったみなさま、
本当にありがとうございましたー★★★


・・・それしか今は言えないです。


ああでも、
私が歌を歌ってることを知らない方々にも、
また、
パネルシアターを観たことがない方にも、
それらを知っていただけただけでも
本当にありがたいことです・・・。



ステキに伴奏してくださった金益さんにも感謝感謝だし、
協力してくださったスタッフのみなさんにも感謝です。
手伝ってくれた相方みどり、
ゆりちゃんと安田家の人々に感謝。


はあ、歌うって楽しいね。


とりあえず、今日はここまで。
私、写真を一枚も撮ってなかったから、
写真担当の方に見せてもらわなきゃ!
そうしたら、こちらにもアップしようかな。