コンコルソ総括

私なりに
私の今回のコンコルソについて総括したいと思います。



私が今回、一番今までと違ったと思うこと、
それは「伝えようと努力したこと」だったの。



きっと、伝えようと努力しなくても
自然に伝わるという方もいるのだろうけど、
私は違うと思う。
ある意味、鎖国(笑)。



今までも歌ってきて
明らかに私に足りないものがあることは分かっていたけれど、
それが何なのか分かってなかった。



コンコルソの一週間くらい前のレッスンで、
「あなた、目を閉じすぎよ!鏡の中の自分の目を見て歌いなさい」と言われて、
すごくそれが苦手な自分がいたのね。
でも見つめないとすぐ先生にバレるし(苦笑)、
思い切って見つめてみたら、
・・・何かが変わって見えたんだよぉ。



何かを伝えるなんて
私にはおこがましいとずっと思ってきたけれど、
よく考えてみれば
パネルシアターでは明確に伝えたいものが私にはあって、
「ああ、伝えようとしなければやっぱり何も伝わらないよなぁ・・・」
と思ったわけです。



じゃあ、
イタリア語が母国語でない私に
カンツォーネの何が伝えられるのか、
というところに思い至るわけね。



・・・正直、これは答えが出なかった。



歌詞の内容や曲の雰囲気などで感じられることはあるけれど、
きちんと曲を伝えることはできないかもしれない。



でもそれは多くの歌い手さんも同じかもしれない。
じゃあ、歌い手さんたちは一体何を伝えているのか。



私の答えは
「曲を媒体にして歌い手の人間性を伝える」
だったんだよね。


これは今後の研究(?)で変わっていくかもしれないけれど、
今回のコンコルソでは
そこが私のポイントでした。



・・・だから賞をいただけたのかどうかは分からないけれど(笑)、
コンコルソを通じて今回、私が学んだこと其の壱でした。




其の弐もあるよー(笑)。
長いけれどお付き合いください、
だいじーなことですから。



コンコルソの曲選びは
・・・自分だけではもちろんしないのだけど、
決めた時点ではまだ技術的に歌いこなせないものがほとんどです。


そこをどう自分のカラダと向き合って、
越えていけるか。


これはコンコルソに挑戦するたびにあることなので、
今までも自分の中ではいくつかの山を越えてきたんだけどね。
・・・山はまだまだたくさんあるけども(苦笑)。



しっくりくる声の出し方が一度でも体感できていたら、
それはもう越えたと言えるんだろうと思う。
今回もひとつくらいは山を越えられたかな。
カラダは楽器だと改めて思う瞬間があったのです、今回も。



はい、其の弐おしまいー★★




それから
これからのことね。


また鎖国しないように頑張ります(笑)。
すぐ鎖国したがるので・・・、ははは。




これで総括を終わります。
明日からは勉強頑張ります(涙)。



最後に
コンコルソのステージ写真をいただいたので載せちゃいます。