絵を描くこと

みどりの先輩にあたる方が
渋谷の東急のギャラリーで
グループ展をしているとのことなので
行ってきました。



色々な人の絵が展示してあるんだけど、
どれも高価なのよ・・・。
安くても10万以上。



私にはよくわかんない世界だなー。



でもさ、
値を上げることでその絵の価値が上がる
・・・というような気になる場合もあるわけで、
ある意味、作戦なのかもしれない。
(この展示会のことを言っているわけではないのよ、
 私のひとつの考えを述べてみただけ)




歌もそうだけど、
絵もやっぱり生で見たい。
画集なんかじゃ絶対感じられない何かがある。



私がしきりに絵を近くで、しかも横から見ているのを
みどりが不思議がっていた。


どうやって描いているのかがすごく気になるんだよね、
私、絵は描くけれど、知識はないので。


どのくらい塗り重ねられているのか、とか
質感はどう出しているのか、とか
技法みたいなものも近くで見たいし、
・・・あわよくば自分の作品にも生かしたいし(ぼそっ)。



いつだったか、
スターウォーズのイラストで有名な
ドゥルーストゥルーザンさんの絵を間ぢかで見たとき、
何だかすごく感動してね。
近くで見ると
マスキングの後があったり、
筆の動きが見えたり、
「これ、ちゃんと描いてるんだー」って(笑)。
あまりにも構図から何からピシッとしていると
直に描いているって信じられなくて・・・。




私、写実的な静物画ってあまり好きじゃない。
それなら写真でいい、って思ってしまう。


きれいな絵も好きだけど
きれいなだけじゃイヤなの、
そこに何か「あれ?」って感じさせてくれないとイヤ。
作者の癖とかこだわりとか
絵を通して作者を私は見たい。





画家になりたいと一度は思ったけれど、
「○○を描いて」と言われれば描けるけど
描きたいものが自分の中からどんどん出ては来なかった。
だからきっと私には向いていないと思ったんだよな、昔。
(才能があるとか、そういうのとは別の次元よ!)



何の因果か(苦笑)、
今はパネルシアターで絵を描いているし、
私の好きなように描かせてもらえているので
締め切りが近いと苦しいけど
ありがたいことである。



画家さんと違って、
作品は売ったりするわけじゃないし、
使い続けられるし、
気が変われば手直しもするし、
作品が手元で生き続けることも
私にとっては嬉しいことなの。
(でも描き終わっちゃうと
 あまり愛着はないんだけどね、ははは)



画家さんにとって
絵を売るってどういうことなのかなぁって
展覧会の後、ずっと思ってた。
どうなのかなぁ。


絵を描くこと自体に意味があって、
描き終わってしまったら
もう気持ちは次の絵に行くのかしらね???